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第30話 情報集めちゃいました

Author: satomi
last update Huling Na-update: 2025-10-24 07:29:59

 結局情報集めちゃいました。

 亨にちょっと怒られちゃった。「他人の色恋に首を突っ込むのはよくない」って。馬に蹴られるだっけ?牛だっけ?なんか4つ足動物に蹴られるのか……。カモシカとかないの?まぁ、昔から伝わる話だし。

 相川先輩はサッカーに情熱ある感じだったし、卒業後もサッカー続けると思ってたんだけどなぁ。大学内ではサッカー同好会所属らしい。体育会系みたいにサッカーをするのではなく、伸び伸びサッカーを!と言えば聞こえがいいけど、大学の同好会……。その実態は他の団体とのコンパ目的だったりするんじゃない?

 先輩、不純!!

 探偵さんには、今後も調査をお願いしよう。もちろん探偵さんはうちの会社の傘下の情報屋さんデス。

「ヒーカールー、ほどほどにしろよ!コノハちゃんには集めた情報を流すなよ?」

「えー?なんで?」

「傷つくことがあるから」

「それなら、それで予め私達から言った方がいいんじゃない?」

「コノハちゃんは健気にも相川君を想って大学に入学したんだよ?それなのに、裏切りみたいなのを同じ大学に行ってるわけでもない俺らから言われるのは嫌だろう?それに、コノハちゃんに色々詮索してたのがばれて、怒られるぞ?最悪嫌われることも「え~?!コノハに嫌われるのは絶対に嫌!コノハには言わない!」

「……全くコノハちゃんのことになると一生懸命だなぁ。コノハちゃんに嫉妬しちゃいそうだよ」

「亨とコノハは別だよ!亨に嫌われるのも絶対嫌だよ?」

「うむ。余は満足じゃ!では、さっそく……」

「あ~~、もうちょっと新婚さんを味わいたいんだけど、ダメかなぁ?」

「なるほどね。それならそれで……」

 結局、その日は朝まで亨に翻弄されることとなってしまいました。反省。

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